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2026.02.20

【春日部市】実家を相続したくない!相続放棄と限定承認の違いと手続き

「親が亡くなり実家を相続することになったが、古くて売れそうにない」「借金があるかもしれないので関わりたくない」
相続は必ずしもプラスの財産ばかりではありません。負債や、管理困難な空き家など「負の遺産」を引き継ぐ可能性がある場合、「相続したくない」と考えるのは当然のことです。
相続を拒否する方法として「相続放棄」がありますが、似た制度に「限定承認」もあります。この2つはどう違うのでしょうか?
この記事では、実家を相続したくない方に向けて、相続放棄と限定承認の違い、それぞれのメリット・デメリット、注意点について解説します。

「実家を相続したくない」と思う理由

春日部・越谷・岩槻エリアでも、以下のような理由で実家の相続を拒否したいという相談が増えています。

  • 遠方で管理できない:自分が遠方に住んでおり、空き家の草むしりや換気に行けない。
  • 固定資産税の負担:住まない家にお金を払い続けたくない。
  • 売れない・価値が低い:築古でボロボロ、立地が悪いなど、売却できる見込みがない。
  • 借金の存在:親に借金があり、資産より負債の方が多い。

相続放棄とは?手続きと注意点

相続放棄とは、被相続人の権利や義務を一切受け継がないことです。「最初から相続人ではなかった」ものとして扱われます。

手続きの期限は3ヶ月

相続放棄をするには、「自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内」に、被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申述する必要があります。この期間を過ぎると「単純承認(全て相続する)」とみなされます。

すべての財産を放棄する

「借金は放棄するけど、実家はもらう」といった選り好みはできません。プラスの財産もマイナスの財産も、全て放棄することになります。

一度放棄すると撤回不可

原則として、一度受理された相続放棄は撤回できません。「後から隠し財産が見つかった」としても取り消せないので注意が必要です。

限定承認とは?相続放棄との違い

限定承認とは、「相続したプラスの財産の範囲内で、マイナスの財産(借金)を弁済し、もし財産が余れば相続する」という制度です。

【相続放棄との違い】

  • 借金が残らない:プラスの財産で借金を返しきれなくても、不足分を払う必要はありません。
  • 財産が残る可能性がある:借金を返済して余りがあれば、それを取得できます。
  • 相続人全員の同意が必要:相続放棄は一人でもできますが、限定承認は相続人全員が共同で行わなければなりません。これが最大のハードルです。
  • 手続きが複雑:財産目録の作成や官報公告など、手続きが非常に煩雑で時間もかかります。

相続放棄のメリット・デメリット

【メリット】

  • 借金などの負債を一切背負わなくて済む。
  • 固定資産税の支払い義務がなくなる。
  • 遺産分割協議に関わらなくて済む(トラブル回避)。

【デメリット】

  • 実家や預貯金など、プラスの財産も全て手放すことになる。
  • 次の順位の相続人に権利が移るため、親戚に迷惑がかかる可能性がある(例:子が放棄→親→兄弟姉妹へ)。事前に連絡しておく配慮が必要です。
  • 管理義務が残る場合がある:これが重要です。相続人全員が放棄して「誰も管理する人がいない」状態になった場合、相続財産清算人が選任されるまでは、放棄した人も管理を継続する義務(保存義務)を負うことがあります(民法940条)。

春日部市・越谷市・岩槻区での相続放棄の想定事例

想定事例①:借金超過による相続放棄

親が事業を行っており、多額の借金があることが判明。実家の不動産価値よりも借金の方が明らかに多かったため、相続人である子供全員が家庭裁判所で相続放棄の手続きを行いました。

想定事例②:限定承認を選んだケース

父親が亡くなり、借金の額が不明確だったケース。実家には母親が住み続けたいという希望があったため、限定承認を選択。結果的に借金は少額で、実家を守ることができました。ただし、司法書士への報酬など手続き費用はかかりました。

相続放棄の前に「売却」を検討すべき理由

「古い家だから価値がない」と思い込んで相続放棄をするのは早計かもしれません。
一見価値がなさそうな古家でも、春日部エリアの不動産売却市場では「古家付き土地」として売れたり、リフォーム素材として需要があったりします。

もし売却して現金化できれば、借金を返済しても手元にお金が残るかもしれません。また、売却すれば管理責任から完全に解放されます。
相続放棄の期限(3ヶ月)は短いですが、その間に不動産会社に「査定」だけでも依頼することをおすすめします。

まとめ

実家を相続したくない場合、まずは「資産と負債のバランス」を正確に把握することが第一歩です。明らかに負債が多いなら「相続放棄」、不明確なら「限定承認」も視野に入ります。
ただし、資産価値があるのに放棄してしまうのは損です。まずはスマイッチで無料査定を行い、現状の価値を確認してから判断しても遅くありません。

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相続放棄すべきか、売却すべきか迷ったら

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